君が戻ることを願いながら 家具の配置を換えてみた
でも帰ってきた君は ちらっと部屋を眺めただけで
ついに 『別れ』 の二文字を口にした
わけもなく ただ僕の気持ちをもて遊ぶように
ひそかに彼との関係が始まっていたんだね
まるで君は憶えてきたセリフを繰り返してるみたい
少しもためらうことなくて
君は出て行き 僕の手からは指輪が消えた
部屋の鍵を置き 振りむいて言ったね 「この部屋すてきになったわね」と
クローゼットの中に隠れ 失意の中に逃げ込んでしまう
ただ暗闇に身をひそめて 君のこと思い出さないように
愛してる… でも今はもう 電源は切られてしまった
ひとりで生きてゆくのに慣れるしかない
心を閉ざし 人生を無駄に使って 卑屈に身を隠してしまう
愛してる… 厭きるまで誰かを憎んで 深い眠りに落ちてゆく
付き合ってくれるのは 酔いつぶれるまで飲むこの酒だけ
この部屋はまるで廃虚のよう
今でもできるなら戻ってきてほしいと思ってる
なんて情ないんだ
今日 君はとうとう行ってしまった
「こんな幼稚なことをするなんて」 と言い残して
情けない僕は自分で自分を支えることもできない
まるでフロアにころがった椅子みたいに
君のやさしくて暖かい言葉が蘇ってくる
「いつか新しいひとができることを願ってる」
振りむいて言ったね 「あなたならできると信じてる」って